「なんで水着で隠すの?」
5〜7歳ごろになると、子どもからこんな質問が出てくることがあります。
- どうして見せちゃだめなの?
- お医者さんなら見てもいいの?
- 家族なら触ってもいいの?
この時期は、ただ「だめ」と伝えるだけでなく、自分のからだを自分で守るための理由も少しずつ話せるようになります。
この記事では、「なんで?」にどう答えるか、そして困ったときにどう行動するかを、親子で話しやすい言葉にしてご紹介します。
もっと小さいお子さんへの伝え方は、先に3〜5歳向けの記事をご覧ください。
「なんで水着で隠すの?」と聞かれたら
たとえば、こんなふうに答えられます。
「水着で隠れるところは、あなただけの大切な場所だよ。見せるかどうか、触らせるかどうかは、自分で決めていいんだよ」
「恥ずかしい場所」「汚い場所」ではなく、自分だけの大切な場所と伝えることがポイントです。
プライベートパーツには、口や胸、おしり、性器などがあります。特に水着や下着で隠れるところ、と伝えると子どもにもイメージしやすくなります。
「誰にも見せない」だけでは困る場面もある
診察や、まだ手助けが必要な着替え・入浴など、プライベートパーツを見たり触れたりする必要がある場面もあります。
そんなときは、次のように伝えてみてください。
「からだを元気にするためや、きれいにするために必要なときは、先に理由を話してからお手伝いするよ。イヤなことや分からないことがあったら、言っていいんだよ」
「お医者さんだから何をしてもよい」ではありません。できるだけ子どもにも理由を説明し、気持ちを確かめること、保護者や信頼できる大人が一緒にいることも大切です。
覚えておきたい「イヤ・にげる・はなす」
もし、見せたくないのに見せるよう言われたり、触られてイヤだと感じたりしたときは、次の3つを伝えておきます。
- イヤと言う:「イヤ」「やめて」と言っていい
- その場を離れる:安全な場所や人のいるところへ行く
- 信頼できる大人に話す:家族、先生などに伝える
ただし、怖くて言えなかったり、逃げられなかったりすることもあります。そんなときも、子どもは悪くありません。
「言えなくても大丈夫。あとからでも話してね」「あなたのせいにしないよ」と、普段から伝えておくことが安心につながります。
からだの名前も、少しずつ正しく
「おまた」など家庭で使いやすい言葉に加えて、ペニス、外陰部など、からだの部位には名前があることも少しずつ伝えていきましょう。
正しい名前を知っていると、痛みやかゆみ、困ったことがあったときに、どこで何が起きたのかを説明しやすくなります。
一度に全部覚えさせる必要はありません。お風呂や着替え、絵本を読むときなど、日常の中で自然に言葉を足していけば十分です。
詳しく伝えると、意識させすぎる?
「詳しく話すと、かえって性への関心を強くしてしまうのでは」と心配になる方もいるかもしれません。
でも、この年齢で大切なのは、刺激の強い話をすることではなく、自分のからだには自分で決めてよいことがあると知ることです。
年齢に合わせて事実を落ち着いて伝えることは、知らないことへの不安を減らし、困ったときに相談するための土台になります。
まとめ
5〜7歳は、「なぜ?」をきっかけに、自分のからだと気持ちを守る方法を少しずつ身につけていく時期です。
- プライベートパーツは「自分だけの大切な場所」
- 必要なお世話や診察でも、理由を説明する
- イヤなときは「イヤ・にげる・はなす」
- 言えなかった、逃げられなかったとしても子どもは悪くない
一度で完璧に伝えなくても大丈夫です。親子の日常の中で、何度でも話せる雰囲気をつくっていきましょう。
次回は、8〜10歳ごろの子どもに、思春期のからだの変化をどう伝えるかをご紹介します。
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