「赤ちゃんってどうやってできるの?」3〜5歳にどう答える?|家庭でできる性教育

3〜5歳の「赤ちゃんってどうやってできるの?」家庭でできる性教育。親子が赤ちゃんの成り立ちについて話すイラスト。 Uncategorized

「赤ちゃんって、どうやってできるの?」

ある日突然、子どもからこんな質問をされて、ドキッとしたことはありませんか?

妊婦さんを見たとき。
赤ちゃんが出てくるテレビを見たとき。
きょうだいが生まれるとき。

3〜5歳くらいになると、子どもたちは自分のからだだけでなく、「赤ちゃんはどこから来るんだろう?」ということにも興味を持ち始めます。

そんなとき、「えっ、もうそんなこと聞くの?」「なんて答えたらいいんだろう…」と困ってしまう方もいるかもしれません。

でも、難しく考えなくて大丈夫。

この時期の子どもに、妊娠や性交について一度に全部説明する必要はありません。

大切なのは、子どもが「知りたい」と思ったそのタイミングを逃さず、聞かれたことに少しずつ答えていくことです。

3〜5歳には、どこまで話したらいい?

「赤ちゃんってどうやってできるの?」と聞かれたら、まずはこんなふうに伝えてみてはどうでしょう。

「赤ちゃんはね、お母さんのからだにある“卵子”と、お父さんのからだにある“精子”が出会うところから始まるんだよ」

「そして、お母さんのお腹の中にある“子宮”っていう赤ちゃんのお部屋で、少しずつ大きくなっていくんだよ」

3〜5歳なら、まずはこれくらいでも十分です。

「卵子」「精子」「子宮」などの言葉は、難しそうに感じるかもしれません。

でも、「おてて」「おなか」と同じように、からだにはそれぞれ名前があります。

最初から正しい名前で伝えておくことで、子どもにとってもそれが特別な言葉ではなく、自然なからだの知識になっていきます。

「じゃあ、卵子と精子はどうやって出会うの?」と聞かれたら?

ここでさらに、「どうやって出会うの?」と聞いてくる子もいるかもしれません。

そんなとき、「そこまで説明しないといけないの?」と焦らなくても大丈夫。

子どもの性教育は、一度ですべてを教えるものではありません。

3〜5歳なら、

「そこにもちゃんと方法があるんだよ。もう少し大きくなったら、そのお話も少しずつしていこうね」

と伝えるのもひとつです。

逆に、子どもがさらに興味を持って質問してきたときには、その子の理解に合わせて少しずつ話していけばOK。

大切なのは、質問されたときに慌ててごまかしたり、「そんなこと聞かないの!」と否定したりしないことです。

「コウノトリが運んでくる」はダメ?

大人にとっては答えにくい質問だからこそ、「コウノトリさんが運んできたんだよ」「大きくなったら分かるよ」と答えたくなることもありますよね。

もちろん、冗談として楽しむことが悪いわけではありません。

ただ、子どもが本当に「知りたい」と思って聞いているときには、できる範囲で本当のことを伝えてあげてほしいなと思います。

この時期に、「聞いたらちゃんと教えてもらえた」という経験を積んでおくことは、とても大切です。

これから成長して、からだの変化や友達との関係、恋愛や性について疑問を持ったときにも、「おうちの人に聞いても大丈夫」と思える関係につながっていきます。

絵本を使って伝えるのもおすすめ

「自分の言葉で説明するのはちょっと難しい…」そんなときは、絵本を一緒に読むのもおすすめです。

今回おすすめしたいのは、『あかちゃんがうまれるまで』(遠見才希子・作/相野谷由起・絵)という絵本です。

赤ちゃんがどのように始まり、お腹の中で育って、生まれてくるのかを、子どもと一緒に見ながら知ることができます。

この絵本には、性交について描かれているページもあります。

3〜5歳では「まだそこまでは詳しく伝えなくてもいいかな」と思う場合は、そのページは飛ばして読んでもOK。

最初から絵本を全部説明しようとしなくても大丈夫です。

今のその子が興味を持っているところ、理解できそうなところを一緒に楽しんで、成長に合わせて少しずつ読み進めていけばいいと思います。

「聞いてくれた!」をチャンスにしよう

子どもから突然、「赤ちゃんってどうやってできるの?」と聞かれると、大人のほうがドキッとしてしまいますよね。

でも、子どもにとっては、「どうして雨が降るの?」「なんでお空は青いの?」と同じような、純粋な「どうして?」のひとつだったりします。

だからこそ、身構えすぎなくて大丈夫。

「いい質問だね」「聞いてくれてありがとう」

そんなふうに受け止めてから、今その子が知りたいことを少しだけ伝えてみてください。

性教育は、一度きりの特別な授業ではありません。

日々の生活の中で出てくる小さな「なんで?」に答えていくことも、立派な性教育です。

子どもの「知りたい!」が出てきたその瞬間を、親子でからだや命について話せるきっかけにしていけるといいですね。

助産師なっちゃんより

「何歳になったら性教育を始めればいいですか?」

性教育について考えると、つい「何歳から?」と構えてしまいます。

でも私は、子どもがからだや赤ちゃんについて「なんで?」と聞いてきたときこそ、始めるチャンスだと思っています。

一度に全部伝えなくても大丈夫。
その子の成長に合わせて、少しずつ。

「からだのことを聞いても大丈夫」
「分からないことがあったら、おうちの人に聞いていい」

そんな安心感を、日々の会話の中で育てていけたらいいですね。

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